吉岡実（筑摩書房）／伊達得夫（書肆ユリイカ）／小尾俊人（みすず書房）／中島かほる（筑摩書房）etc... 編集者の室賀清徳さんを講師にお届けする連続講義「ブックデザインのオルタナティブ」。 第一回は出版社の社内装丁と編集者でありながら装丁も手がけたデザイナーを深掘りします！ ────────────── 1960年代から1990年代にかけて、右肩上がりの成長を遂げた出版産業を背景に出版物のデザインは大きな発展を遂げました。この時期に書物のデザインの可能性を広げた先駆的なデザイナーや装丁家の活動は現在もよく知られています。しかし、出版産業の拡大と多様化のなか、その他多くの才能がユニークなブックデザインを展開していました。 連続トーク「ブックデザインのオルタナティブ」では、文芸書、専門書、学術書、児童書、漫画などで独自のデザインを手掛けていた有名無名のクリエイターとその仕事について、編集者の室賀清徳さんをホスト、TIGER MOUNTAINコンテンツディレクターの若林恵を聞き手に多彩なゲストを迎えて語ります。 記念すべき第1回のテーマは「編集装丁・社内装丁」。出版産業の発展とともに書物の仕事も分業化していきましたが、その原点において出版=編集=デザインは一体のものでした。このような精神の系譜にあるのが、「編集装丁」や「社内装丁」の世界です。 第1回では、『アイデア』の伝説的な特集号「日本オルタナ出版史」三部作を企画・構成したオルタナ編集者の郡淳一郎さんをゲストに迎え、書物をめぐる精神と形態のあり方について考えます。 編集者やデザイナーのみならず同人誌／ZINEの出版者も必見のイベントです。 ぜひご参加ください！