子育てママの働き方革命:TIMEWELLの山田さんと小久保さんが語るリモートワークでの働き方
登壇者
山田亜美
株式会社TIMEWELL
無印良品での販売や美容部員としての接客を経て、1年半前に株式会社TIMEWELLに入社。現在は子供2人を育てながら、社外のお客様の専属アシスタントとして日程調整や社内の経理業務を担当。接客の経験を活かし、リモートワークでもお客様とのコミュニケーションを大切にしている。
小久保洋美
株式会社TIMEWELL
幼稚園教諭として8年間の実績を持ち、その後喫茶店での接客を経験。株式会社TIMEWELLに入社して9ヶ月。現在は妊娠9ヶ月でありながら、事務業務とアシスタントの支援を担当。リモートワークを上手く活用し、ライフワークバランスを充実させている。
「リモートワークに興味はあるけど、実際どんな仕事ができるのだろう。」、「パソコンスキルが不安で、自分にできるのかな」、「子育て中だけど、両立できるのかな」そんな疑問や不安を抱える人も多いのではないだろうか。今回、実際にリモートワークで活躍する山田亜美さんと小久保洋美さんに、株式会社TIMEWELLでの働き方について話を聞いた。パソコン初心者から始めた二人の経験から、リモートワークの実態と魅力が見えてくる。
パソコン初心者からリモートワーカーへ:不安克服と成長の軌跡
ーーーーーまず最初にお二人の自己紹介からお願いします。
山田: 山田亜美です。私はTIMEWELLに入社して1年半ぐらいになります。子供が男の子が2人おりまして、上の子は五歳で、下の子は今年2歳になります。
TIMEWELLに入る前は普通の専業主婦で、無印良品で接客のアルバイトをしていました。今は完全にTIMEWELLだけで働いています。具体的な仕事内容としては、社内のお客様の専属アシスタントとして日程調整を行ったり、社内の経理業務として会計ツールに入力したりと、事務的なお仕事もしています。
小久保: 小久保洋美と言います。私はTIMEWELLに入って9ヶ月くらい経ちます。TIMEWELLで働く前は8年間、幼稚園の先生として働いていました。その後、結婚を機に退職してからはパートとして喫茶店で働いていましたので、今まで本当にパソコンとは無縁なお仕事をしていました。
TIMEWELLで働き始めてからパソコンに触れるようになりましたが、今は事務的なお仕事や、プロアシスタントとして、アシスタントの方のフォローをしたりしています。
ーーーーーお二人とも以前はパソコンを使う機会が少なかったと思うのですが、パソコンを使うにあたってハードルって結構ありましたか?
山田: もちろん、最初はわからないことが多くて、ちょっとつまずいたり、わからないことはすごくたくさんありました。しかし、GoogleとかZoomとか、頻繁に使うツールは限られています。それぞれのツールも初めて見ると難しいと感じるのですが、誰でも簡単に使えるように今のツールはできています。最初だけコツを掴めば、理解がすごく早くできるので、今ではどちらかというと新しいツールも「どのように使おう?」みたいな感じで、楽しく触れ合えている感じがします。
ーーーーー初めはパソコンを使うことに不安がありましたか?その不安はどうやって解消できたのでしょうか?
山田: 初めは確かに不安でした。その不安を解消するには、やはり触ってみないとだめでした。いろいろなところを触ったり見たりして、「あ、これを使うとこうなるんだ」と試してみました。それで少しずつわかってきたという感じです。
最初は不安だったのですが、実際に使ってみると、スマートフォンやタブレットを使う感覚と似ているところがありました。
結局のところ、不安は触ってないから生まれるものだったのかもしれません。実際に使ってみると、思ったより簡単でした。
小久保: 私も同じように不安しかありませんでした。今でもパソコンを使いこなせているかと言われたら、多分使いこなせていないと思います。
ただ、お仕事に使うツールは限られているので、決められたシートに文字を打ち込むとか、基本的な操作はできるようになりました。
私は今でも初心者という気持ちはあるのですが、実際に使ってみると、お仕事に必要な基本的な操作は思ったより簡単に覚えられました。少しずつですが自信がついてきているのを感じています。
子育てと両立可能なリモートワーク:TIMEWELLスタッフが語る柔軟な働き方と生活バランス
ーーーーーーお二人の一日のスケジュールはどんな感じでしょうか?働き方のイメージを教えてください。
山田: 私の一日のスケジュールは、大きく2つのパターンがあります。 1つ目は、朝7時に起きて子供を保育園に送り、9時半から4時まで仕事をして、その後は子供たちと過ごします。
2つ目は、日中に美容院に行ったり、1人で買い物に行ったりと、自分の自由な時間を作り、その分夜や朝早くに仕事をして調整しています。
小久保: 私は現在妊娠9ヶ月のため、リモートワーク一つで生活しています。仕事の忙しさに波がありますが、今は比較的落ち着いているので、体調の良い時に1日数時間、午前と午後に分けて作業しています。家族との時間は変えず、日中の空き時間を活用して仕事をしています。
ーーーーー時間が自由な中で働く時間を作るのは自分に厳しくないと難しそうですね。隙間時間をご自身で作るのは大変ですか?
小久保: 今は隙間時間が沢山ありますが、以前はパートとリモートワークを掛け持ちしていました。パートが午前中で終わった後、午後4時間くらいリモートの仕事をするという感じでした。自宅で時間が確保できない時でも、スマホでできるツールを使用し外出先で連絡を取ったり、簡単な作業をしたりしていました。
パソコンとスマホを上手く使い分けることで、より効率的に仕事ができるようになりました。
ーーーーーリモートワークを取り入れる前と取り始めてから、生活スタイルはどう変わりましたか?よくなったポイントや逆によくないポイントを教えてください。
山田: リモートワークのいいところは時間の自由さですね。隙間時間を活用でき、移動時間もありません。仕事をやりたいと思ったらすぐに取りかかれるのはすごくいいところです。子供が急に熱を出したときにも、子供が寝ているタイミングで仕事をするなど、融通が利きます。
デメリットとしては、人とのコミュニケーションが減って寂しさを感じることがあります。また、勤務時間が決まっていないため、仕事の区切りをつけるのが難しくて終わりがないという感覚になることもあります。どこで自分の中で区切りをつけるか、というのが意外と大変だということを、リモートワークを始めてから気が付きました。
ーーーーー「リモートワークはちょっと寂しい」という一面もあるんですね。そのあたりは小久保さんはいかがですか?
小久保: 私も山田さんと同じで、寂しさはあります。対人のお仕事からリモートワークに変わり、確かに人とのコミュニケーションが少なくなりました。もともと人と話すことが好きなので、仕事以外の空いている時間で友達と会ったり電話をしたりして発散しています。
今回の妊娠で、リモートワークのありがたさを感じています。出産後の働き方について、TIMEWELLの方々が一緒に考えてくれるのがすごく嬉しいです。産後の状況は今はわかりませんが、働く選択肢があるのはありがたいです。
多彩なリモートワークの実態:TIMEWELLスタッフが語る秘書業務からAI活用まで
ーーーーーお二人が実際にやっている業務内容を具体的に教えてください。
山田: 実際に今やっているお仕事は、社外のお客様の専属アシスタントとして秘書業務と、社内の経理業務を掛け持ちしています。秘書業務では、日程調整や会食会場の予約、その他の事務作業を全てオンラインで行っています。経理業務では、月々の費用や領収書を会計ツールに入力し、使用額を集計して提出しています。
秘書業務は初めてで最初は不安でしたが、実際にやってみると、接客業で培ったスキルが活かせる部分が多くありました。
リモートワークでありながら、人とのつながりを感じられる仕事ができているのがとてもありがたいですし、やりがいを感じています。
小久保: 私は現在、事務局としてプロアシスタントとお客様の間の仲介役をしていますが、以前はプロアシスタントの仕事もしていました。例えば調査系の仕事では、「東京都にあるサウナが併設されている銭湯を調べてください」とか、「保育園の託児所がある施設を調べてください」といった依頼に対して、ChatGPTやGoogleを使ってリストを作成しました。他にも、スマホアプリで名刺をスキャンするお仕事などもしていました。
プロアシスタントの中には、専門的な実績や技術を身につけて、デザインの仕事や動画を作ったりといった、より専門的な仕事に積極的に立候補している方もいます。
このように、TIMEWELLでは本当に幅広い仕事があり、自分のスキルや興味に合わせて選べるのが魅力だと思います。
ーーーーーAIを使って仕事をするとおっしゃっていましたが、難しくはないですか?AIをどうやって業務で活用するのでしょうか?
小久保: 最初はAIを使うのが難しそうだと思っていましたが、まずは仕事ではないところで使ってみることから始めました。例えば「今週一週間の献立を考えて」や、「〇〇県の旅行プランを立てて」という活用の仕方をしてみました。実際に使ってみると、AIのすごさを実感してとても感動しました。
無料版のツールもあるので、皆さんにも是非使ってみてほしいです。最初は難しそうに感じるかもしれませんが、実際に使ってみると思ったよりも簡単です。
まとめ
山田さん、小久保さんのお二人の体験から、リモートワークは柔軟性と可能性に満ちた働き方であることがわかります。パソコンスキルや経験の有無に関わらず、意欲さえあれば誰でもチャレンジできる環境が世の中では整っています。
子育てや妊娠中でも、自分のペースで仕事と生活のバランスを取れることは大きな魅力です。また、AIなどの新しいツールを活用することで、効率的に業務をこなせるようになるでしょう。
リモートワークに興味はあるけれど踏み出せていない方、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい可能性が開けるはずです。
担当ライター:鶴田美紀/水野泰成
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