スタートアップの成長を支えるエコシステムは、国や地域によって特徴が大きく異なります。政府と連携したイノベーション創出の仕組み、各都市の特徴を活かしたスタートアップハブ、グローバル連携など、様々な取り組みが行われています。一方で、日本ではグローバルな競争力の不足や、海外に比べて早期にIPOやM&Aによる出口を選ぶ傾向があり、長期的な成長を阻害する要因となっています。この共有会は、年に4回にわたり、世界各地のスタートアップエコシステムを深く掘り下げ、それぞれの成功事例や課題、そして新たなネットワーク構築の実績などを紹介し、情報を共有することで日本のスタートアップエコシステムの活性化につなげていきます。 海外のスタートアップエコシステムの特徴の一つに、Amazon Web Services（AWS）やMicrosoft、Google Cloudといったメガクラウドベンダーによる積極的な支援が活発に行われており、日本でも「AWS Startup Ramp」や「Google for Startups」など、大企業や行政との仲介役としてスタートアップの事業の成長を支援し、様々な分野のイノベーションを加速させています。 今回は韓国の現在のスタートアップエコシステムについて共有するとともに、韓国の大手クラウドサービスのMEGAZONE社からゲストをお招きし、韓国の民間企業によるスタートアップ支援の現状について伺います。米国、カナダ、オーストラリア、中国の上海と北京、日本、香港、シンガポールなどを拠点に、 スタートアップのグローバル進出をサポートするアクセラレートプログラムや、積極的な日韓ビジネス交流についてお話を伺います。