天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析 その2 ~メタボローム解析による化粧品・健康食品の開発へ~
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天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析 その2 ~メタボローム解析による化粧品・健康食品の開発へ~
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2025/11/20 (木)14:00 - 15:00
表示タイムゾーン: JST (UTC+09:00)

概要・詳細

天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析 その2 ~メタボローム解析による化粧品・健康食品の開発へ~ = 要 旨 = 現行のメタボローム解析の技術は、生体内に存在する代謝物の網羅解析がおもな目的でした。 私たちは、このメタボローム解析を化粧品、健康食品の開発プロセスに応用できるととらえ、メタボローム解析によって得られた膨大な成分情報について、グラフなど視覚的に分かりやすくまとめ、測定した検体に付加価値を与えることのできるソフトウェア(Wpm解析)を2019年に開発しました。 このWpm解析のメリットとして、非常に少量の検体サンプルを用いて、約1,600種類のアノテーションリストの中から同定された成分の構成や変化を効率よく可視化することが可能となり、これまでに菌類(キノコ、酵母菌など)、植物(桑葉、クマザサ、果実など)、動物・魚類(プラセンタ、タマゴなど)の多くの天然機能性素材についてWpm解析を実施してきました。 その結果、菌類の培養条件検討、食物・果実などの収穫時期の成分変化検討、未知の成分探索、未知の機能性探索、製品の高付加価値化などさまざまな研究開発の応用が可能となることが分かりました。 今回は特に、以下の素材を用いた化粧品、健康食品の開発に話題を絞ってお話をいたします。 ・チョウザメ卵(キャビア)を用いた化粧品開発の応用 ・キノコ(白雪茸)を用いた健康食品の高付加価値化 ・桑葉を用いた健康食品開発の応用 本セミナーではこのような事例を中心にご紹介したいと思います。