

【概要】 頚部痛の生涯有病率は約50%、年間有病率は30〜50%と報告されています(Hoy, 2014)。しかし、頚部痛症例の約70%は、明確な器質的病変を伴わない... powered by Peatix : More than a ticket.
イベント詳細
【概要】
頚部痛の生涯有病率は約50%、年間有病率は30〜50%と報告されています(Hoy, 2014)。しかし、頚部痛症例の約70%は、明確な器質的病変を伴わない非特異的頚部痛(non-specific neck pain)に分類されているのが現状です(Tsakitzidis, 2013)。
近年、頚部痛と顎関節機能障害(Temporomandibular Disorders:以下TMD)の高い併存率が、複数の研究により報告されています。全米規模の調査では、TMD様疼痛を有する患者の70.3%が頚部痛を併存しており、健常群と比較して有意に高い併存率を報告しています(Plesh, 2005)。頚部痛とTMDの関連性を説明する重要な要因として、①頭部前方位姿勢(forward head posture:FHP)、②咀嚼筋や歯から頚部領域への関連痛が注目されています。
しかし、私たち日本の臨床では、顎関節の評価が十分に実施されていないのが現状です。このことはTMDが頚部痛の増悪因子、あるいは主要因である症例が見過ごされ、適切な治療介入が行われていない可能性が高いと考えることができます。
頭頚部を一つの機能的なユニットとして捉え(Magee, 2005)、頚部評価に顎関節の評価を含めることで、不明瞭な頚部痛の病態理解が深まると思います。本講演を通じ、不明瞭な頚部痛患者に対し、顎関節を含めた包括的な評価・アプローチにより、治療効果の向上、日々の臨床で担当されている症例の一助となれるように講演させていただきます。
【このセミナーで得られるもの】
・顎関節と頸部痛との運動学的・神経学的関係性
・顎関節の簡易的評価方法
・顎関節に対する介入方法(ホームケアを中心に)
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プラットフォーム: peatix / 主催者: UGOITAセミナー(主催:運動と医学の出版社)