

近年、医療分野のみならず、ビジネスや社会科学の分野においても、データに基づいて介入の効果を検証をすることの重要性が高まっている。しかし、観察データにおいては交絡の問題を完全に取り除... powered by Peatix : More than a ticket.
イベント詳細 近年、医療分野のみならず、ビジネスや社会科学の分野においても、データに基づいて介入の効果を検証をすることの重要性が高まっている。しかし、観察データにおいては交絡の問題を完全に取り除くことは容易ではなく、「関連は評価できても因果は分からない」という状況に直面することが多い。また、仮に効果が推定できたとしても、「なぜその効果が生じたのか」というメカニズムの理解は別の難しさを伴う。
本セミナーでは、こうした課題に対処するための枠組みである統計的因果推論について、書籍『疫学・臨床研究のための因果推論』をベースに、その基本的な考え方から応用的な話題までを解説する。特に、未測定交絡が存在する状況で因果効果を推定するための「操作変数法(第5章)」と、介入効果を関心のある中間変数を通る経路と通らない経路に分解する「媒介分析(第10章)」という2つのトピックを中心に扱う。
セミナーは、13:00–14:15、14:30–15:45、16:00–17:15 の3コマ構成で行う。
1コマ目では、反事実因果モデルに基づく因果効果の定義や実験研究・観察研究における識別可能性といった基礎概念を整理し、因果推論の基本的な考え方を解説する。2コマ目では操作変数法を扱い、観察研究における未測定の交絡の問題、操作変数法の定義、識別のための付加的な仮定、仮定が満たされ場合の効果のバウンド、適用事例などを紹介する。3コマ目では媒介分析を扱い、効果が生じるメカニズムを理解することの重要性を説明した上で、直接効果・間接効果の定義、識別仮定、推定方法について解説する。
本セミナーの目的は、個々の手法を網羅的に紹介することではなく、「なぜその方法で因果が分かるのか」「どのような仮定のもとで正しい結果が得られるのか」「仮定が満たされない場合にデータから何が言えるのか」といった考え方を理解することである。数式の細部に立ち入りすぎることなく、背後の理論と直感の両面から解説することで、テキストや論文を自力で読み進めるための基礎を身につけることを目標とする。
(学生証をお持ちの場合「学生」、大学および公的研究所ににお務めの場合「アカデミア」、一般企業にお務めの場合「一般」になります。「一般」はセミナー終了後1ヶ月の間当日の録画をご覧になれます)
講師: 田栗正隆(たぐり・まさたか)氏東京医科大学 医療データサ...
プラットフォーム: peatix / 主催者: 待兼山データサイエンス