

第8回 LINK-J・UCサンディエゴ ライフサイエンス・シンポジウム
*English page第8回 LINK-J・UCサンディエゴ ライフサイエンス・シンポジウム近年、次世代シーケンシング技術の飛躍的な進歩により、ヒトゲノム情報の取得はかつてないスピードと精度で可能となりました。同時に、人工知能(AI)および機械学習の発展が、大規模かつ複雑なゲノムデータの解析能力を飛躍的に向上させています。これらの融合により、医療は「平均的治療」から「個別化医療(プレシジョン・メディシン)」へと大きく舵を切りつつあります。本シンポジウムでは、ゲノム解析とAIの融合がもたらす診断・治療・創薬の革新について、最新の研究動向と実用化事例を交えながら多角的に議論します。特に、疾患リスク予測、早期診断、最適治療選択、さらには新規創薬ターゲットの同定に至るまで、データ駆動型医療の全体像を明らかにします。基調講演には、変異シグネチャ解析の第一人者である Ludmil Alexandrov 先生(University of California San Diego)をお迎えし、ゲノム変異の体系的理解とAIの活用による新たな疾患解釈の最前線をご紹介いただきます。Alexandrov博士は、がんゲノムに刻まれた変異シグネチャ(mutational signatures)の体系的解明を通じて、DNA損傷や修復異常、環境要因などの「疾患の原因プロセス」を可視化する革新的手法を確立してました。近年では、大規模ゲノムデータに対する高度な計算手法およびAIを活用することで、従来は捉えられなかった微細な変異パターンを抽出し、診断・治療選択に直結するバイオマーカーとしての応用を切り拓いています。さらに、理化学研究所生命医科学研究センターがんゲノム研究チームディレクターの中川 英刀博士からは、日本における大規模ゲノム研究と臨床実装の現状と展望について、また GxD社代表取締役のWoong-Yang Park 氏からは、個別化治療法の開発と新薬開発プロセスの革新についてご講演いただきます。UC San Diegoからの2人目の講演者として、米国の健康保険制度に詳しく医学部生を対象として保険償還制度等に関する講義も行っている内科医のAlan Moazzam博士にご登壇いただきます。Moazzam博士の講演を通じて、ゲノム解析を個別化医療の現場でバイオマーカーとして利用するようなイノベー...
プラットフォーム: link-j / 主催者: 主催:LINK-J、共催:UC San Diego