セミナーテーマ　発達運動学の視点から慢性痛の運動療法を考える 2023年度より実施している慢性疼痛、運動療法セミナーの続編ですが、 今回は運動療法のみです！ 慢性痛の分野では、学術的な理解が深まる一方で、「実際の臨床でどう活かせばいいのか」という現場の課題が多く聞かれます。特に、運動器疼痛と慢性疼痛の複雑なメカニズムが混在する中で、具体的な運動療法に悩む専門職の方も少なくありません。運動器疼痛には運動系へのアプローチが不可欠であり、慢性疼痛には認知情動面への配慮も求められるため、ハイブリッドなケアモデルの重要性が提唱されています。 本講習会は過去参加者のリクエストを受けて、これまで開催してきた慢性疼痛・運動療法セミナーのコンセプトに基づいて、「運動療法の実技だけ」に絞ったに特化した初開催のセミナーとなります。単なる基礎や応用、実践といった枠にとらわれず、参加者一人ひとりの運動の引き出しを増やし、より深く、そして実用的なものへと「加速」させることを目指します。発達運動学の視点を取り入れ、それぞれの特徴を紐解きながら、運動系異常に対する具体的な運動療法を対面で共有します。痛みだけでなく運動療法の幅を広げたい方にもぴったりです。 豊富な実技を通して、新たな身体の動きを体験し、腑に落ちる学びを提供したいと考えています。このセミナーでは医療従事者、トレーナーなど、痛みに関わるすべての専門職の皆様が、自信を持って取り組める内容にしたいと考えています。