

概要
「“ソフトで吸収すべきか/ハードを見直すべきか”判断に自信が持てない」「現場制約の中で、何を優先すべきか迷っている」——その状態こそが、次の設計力を伸ばす入口です。
医療機器、とくに血液検査装置の開発は「ソフトウェアの品質」がそのまま信頼につながる世界です。測定結果は診療の判断材料になるため、求められるのは“速さ”や“新しさ”だけではなく、再現性、標準化、そして長期運用に耐える設計です。
本イベントは、ソフトとハードが交差するプロダクト開発で「どこに手を入れると効くか」を見極めるための設計勉強会です。現場では、観測できる情報が限られ、条件も揃いません。それでも前に進めるために、限られた手がかりから判断し、改善の優先順位を決める力が問われます。
医療領域特有の制約(既存技術との継続性、医療現場の運用、法規制)を踏まえつつ、許容可能な進歩をどう埋め込むか。ソフト×ハードの境界でシステムを作るエンジニアが、別領域でも再現できる視点を持ち帰るための技術勉強会です。
CTOが挑んだ開発ストーリーソフト×ハードの境界で品質を作り込む血液検査装置開発
血液検査装置が担う役割と、業界の進化
病院で日常的に使われ、検体を自動で計測して診療判断につながる数値を出力している
「陽性/陰性」中心から、濃度を示す定量データへ進化し、患者状態を時系列で評価する運用が広がった
数値を“比較できる”ものにする条件
時系列で判断するほど、再現性(同条件で同じ結果)が重要になる
施設や装置をまたいでも比較できるよう、標準化の考え方が不可欠になる
長期運用で効いてくる“揺れ”の扱い(経年変化・運用差)
装置には、使用履歴や搭載体外診断薬(メーカ、処方)、採血管(分離剤)などの組合せがある。
その揺れを減らすために、表面的な調整ではなく根源的な設計見直しを行い、ハードとソフトで役割分担して品質を作り込む
改良の確からしさをどう担保するか
設計変更の効果は、最終的に実際の生体試料で確かめて判断する必要がある
改良は10年スケールで積み上がり、継続性・現場運用・法規制といった制約の中で許容可能な進歩を埋め込んでいく
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プラットフォーム: techplay / 主催者: (株)日立ハイテク